木曽御嶽山

日時          平成15年8月3日〜4日
コース         田の原〜御嶽山〜二の池〜七合目行者山荘〜ロープウェイ


第1日(8月3日)    晴れ  山頂剣が峰旭館まで
              ようやく梅雨も明け、待ってましたとばかり八王子駅は
              登山スタイルの人々で溢れていた。
              電車・バスと乗り継ぎ12:05田の原着。
              車窓の景色も信仰の山そのもので何時もの山行とは
              異なった気分になる。
              田の原は白装束のグループも目立ち登山だけで楽しむのは
              畏れ多い感がしてくる。
              昼食を済ませ出発。12:20
              正面に御嶽を望みながら自然園の散策コースから入る。
              平坦な道で安心していると、樹林の中に入り急騰になる。
              森林限界を抜けると黒い溶岩の道になり、
              眼下に田の原の湿原が見え、左手は地獄谷が噴煙を上げている。
              お天気良く暑いのでかなり消耗する。
              八合目2:00着。コースタイムより少々遅れている。
              九合目3:15着。自分勝手に歩いていて、連れがかなり下で
              休んでいるのに気がつかなかった。反省。
              山頂が見えるのになかなか遠い。
              王滝奥の院4:00着。連れはカメラや三脚等荷物が重くかなり疲れる。
              社務所で聞くと、「山頂まで30分位」との事で
              5:00には着けると思ったが、その旨話していると、
              「宿舎に連絡を入れてあげるからゆっくり行きなさい」
              と云ってくださり無線で連絡をしてくださる。
              奥の院より先は思ったほどでもなく、4:40旭館着。
              大きな宿だが信仰登山者が利用するのでいたって質素。
              同じく夕食も質素。
              食後カメラを持って夕日の撮影。
              外輪山が赤く染まり徐々に日が落ちていく様子は苦労して
              登って来た甲斐がある。風が強く非常に寒いが、
              完全に暗くなるまで眺めてしまった。
第2日(8月4日)    晴れ  帰宅
              4:30頃からご来光を拝むため皆起き始める。
              しっかり着込んで出かける。
              大勢の人でなかなか三脚が立てられない。
              何とか仲間に入れてもらい一緒に待つ。八ヶ岳方面が焼けてきて
              左手の焼岳・乗り鞍が雲海に浮かんで見え始め素晴らしい。
              太陽が顔を出す間際には社務所の人たちも皆出て手を合わせていた。
              6:40出発。岩屑の道をほんの一下りで紺碧の水をたたえる二の池と
              林の中の三の池が見えてくる。
              二の池は大きく残雪が湖面に映えきれいである。
              今回は時間がないので岩山を覚明堂へ下る。8:30着。
              女人堂からは樹林の中になり道も緩やかになってくる。
              10:40ロープウェイで下り、バスで木曽福島に出る。
              今回のもう一つの目的である穂刈貞夫さんの写真展を見るために、
              長野へ向かう。何時も思うのだが長野は何しろ暑い。
              ゆっくり北アルプスの素晴らしい写真を鑑賞して満ち足りた気分で
              善光寺さんにお参りを済ませ帰宅。
              八ヶ岳などから望む御嶽は何しろ大きくどっしりした山容が特徴で
              登りたいと思っていたが、ショートコースながら登れて、二の池の紺碧の
              湖面も確認でき満足の山行だった。

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